治療→改善

何故、このメソッドは治す（治療）と云わないのか？

障害者(どこかの具合が悪くなったと感じている人・多分生きている人はほとんどそうかもしれない)は
最初の数少ない成功を体験しても、自分が変化してよりうまく機能できるようになったことをなかなか認めようとしないものです。
まだ「治っていない」というわけです。障害をうける以前とまったく同じようになることを期待しているのです。
治るというのは、過去の機能の状態に戻ることです。
しかしながら、人生はプロセスであって、しかも引き返すことのできないプロセスです。

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「改善」は次第にどんどんよくなっていくことであり、それには限界はありません。
「治る」ことは過去に享受していた行動状態へ戻ることであり、それは優れた状態でもよりよい状態でもある必要はありません。


※壮神社刊「脳の迷路の冒険」より抜粋。
　　（）内はホームページ作者註　

　あなたは、今まで生きてきました。そして今も生きています。この世界の中で生き残ってきたのです。その、生きる力をもっと尊敬してもいいのではないでしょうか？

　赤ちゃんは、ほとんど何もできない状態から、いつのまにか立って歩くことを学んでいきます。歩き方を教えられたり何かを習ったりするわけではありませんが、確実に多くのことを学んできています。大人から見ればただ遊んでいたり好き勝手をしているように見えますが、研究してみるとそこに新しいことを身に付けるより良い方法が見つけられます。

　忘れているかも知れませんが、これはあなたがやってきたことです。
（何らかの障害で歩くことができない方でも、文字を理解するということができるというのはもっと高度なことを同じように学んできたことを思い出してください。）

　フェルデンクライスメソッドは、赤ちゃんが自然にやっている、この天才的とも言える学び方を使います。

　負担の軽い、全体的な動き方を身に付けるのは、がんばらない・努力の無い方法です。しかも、整体のような施術を受けることでもできます。それを効果的に行うのが、ここで行われているＦＩです。
　その結果、あなたが問題にしていたことを、急速に手放すことが可能になりました。

　そのために、赤ちゃんのようなリラックスと自由な感じが得られる中で、レッスン＆施術を行うことを大切にしています。何かを矯正したり、教え込むようなものではありません。とてもソフトで自然なものです。

このメソッドで具合が良くなったとしても、悪かったのを自分の身体の使い方などのせいにしないで下さい。

それよりも、どんな事をしようとされよ うと、今まで生きてきた自分を信頼してください。
あなたは、どの時点でもそのとき選べる最善の選択をしてきたのですから。

そまてっくでは、このメソッドを使ってさらに選択の幅を拡げてよりよく生活する手助けをしたいと思っております。